「悩む」をやめた日
28年のコンサル経験で気づいた、悩まなくなる思考の構造。判断の構造がわかれば、悩みは消える。
私は悩まなくなりました。
凹むことはあります。嫌なこともします。 でも「悩む」ことはありません。
悩みの正体
メンバーから「悩んでいます」と相談を受けることがあります。
話を聞いていて、いつも思います。 それは本当に「悩み」なのか、と。
悩んでいる状態を分解すると、実は2つしかありません。
A. 自分の判断能力の限界を超えている
どう考えても答えが出ない。 経験がない。知識が足りない。 自分には判断できない領域にいる。
B. 判断するための材料が足りない
情報がない。確認できていない。 あの人の意向がわからない。 判断したくても、できない状態。
どちらも「自分のせい」ではありません。
それぞれの対処
悩みの正体がわかれば、対処は明確になります。
A(能力の限界)の場合
- 誰かに聞く
- 誰かに委ねる
- 時間を置いて待つ
自分で抱え込む必要はありません。 限界を超えているなら、超えている前提で動けばいいのです。
B(材料不足)の場合
- 足りない情報を集める
- 集められないなら、仮置きで進む
- 「わからない」を前提に判断する
完璧な情報は永遠に揃いません。 不完全でも、判断して動く方がいいのです。
どちらも「悩む」ではなく「行動」に変わります。
嫌なことはやる
悩まないからといって、すべてが楽になるわけではありません。
怒られたくない。 謝りたくない。 面倒な交渉をしたくない。
それでも、やります。
なぜか。 それしか解決がないからです。
やりたくないからやらない、は選択肢にありません。 解決に必要なら、やる。それだけです。
これは「悩む」ではなく「覚悟」だと思っています。
凹むのは別の話
悩まないからといって、傷つかないわけではありません。
失敗したら凹みます。 批判されたら落ち込みます。 期待に応えられなかったら、しばらく引きずります。
でもそれは「感情」であって「判断」ではありません。
感情は時間が解決します。 判断は構造で解決します。
この2つを混ぜると、いつまでも悩み続けることになります。
悩みは構造の問題
悩んでいる人を見ると思います。
- それは本当に「悩み」なのか
- それとも「判断の構造」が見えていないだけなのか
多くの場合、後者です。
「どうしたらいいかわからない」は、 判断の構造を分解すれば消えます。
- 能力の限界なのか、材料不足なのか
- 限界なら誰に頼るか
- 材料なら何を集めるか
- 集められないなら仮置きで何を決めるか
このフレームで考えれば、 「悩む」は「行動リスト」に変わります。
構造が見えれば、悩みは消える
28年、100社以上のコンサルティングをしてきました。
その中で学んだのは、 悩みの多くは「構造の問題」だということです。
構造が見えれば、悩みは消えます。 残るのは、行動だけです。